迷走日誌

哲学徒の思索とよべるかどうかさえわからない迷走の記録

成績

大学の成績はなんともつまらないものだった。すごく良くもなく,すごく悪くもなくといったところだろうか。とにもかくにも以前通っていた大学での成績よりは遥かによくなった。あの時代は酷かった,週に一回大学に行けばいいほうだったりしたし。

 

そろそろ履修を考えなけれんばいけない時期なのでシラバスをのぞいてみた。今学期はオンデマンド型でなくZoomを使用する授業が多くなりそうである。オンデマンド型ばかりで嫌気がさしている学生からすれば,羨ましい限りなのかもしれないが,私のなかでは怠けたい気持ちとまともな授業をうけたい気持ちが拮抗している。はっきり言えば,面白い授業は生で,つまらないやつはオンデマンドで……と思ってしまう。

 

まずは言語の問題である。どの程度の言語にどの程度の力を入れるか……はとても悩みどころである。時間は有限だし,メンタルは弱い。言語の勉強は,メンタルをえぐられることがままある。

 

ほかにも,私はそれほど問題に感じていないが,友人に会えないという問題がある。いまだにオンライン授業を維持している弊学では,友人と会う機会がほとんどない。そんなことが続くと「画面の向こうの学友は本当に存在するのだろうか?」などと期せずして素朴実在論から目覚める人間が現れるものである。ようこそ哲学の世界へ!(なんか違うぞ

 

大学受験をがんばってようやく青春を謳歌できると思ったのも束の間,来る日も来る日も画面の向こうと交信し続ければ生の実感が損なわれるのも当然だろう。最も,私はそのような瑞々しい感性からは遠く離れてしまった気もする。どこかで,冷めているのである。そもそも友人が少なかったせいもあるかもしれないが,こういうときほどボッチが強いというものである。社会の中でいまや強者が逆転したのではないか?孤独を愛することができる人間が,もっとも現代的な人間ということになるのだろうか……